建物の土台となる基礎には、外構工事の収まりに大きく関わってくる2種類の形状があります。
そもそも、接している道路と設計GLの高低差があまりない方にとっては縁のないお話です。
イラストを元に簡略に解説していきたいと思います。
![](https://www.exkitchen.net/wp-content/uploads/2023/05/深基礎説明図_通常深基礎比較©-1024x661.jpg)
・通常の基礎
設計GL+400㎜の位置に水切り(基礎と外壁の間をぐるりと囲んでいるしきりの部位)があります。
逆を言うと水切りから400㎜下がりがGL
・深基礎(高基礎)
設計GL+400㎜の位置に水切りがあり、GLよりも下の部分まで余分に基礎があります。
逆を言うと水切りから400㎜下がりがGLで、さらに-〇〇㎜下がっている。
この-〇〇㎜を 深基礎-〇〇と呼びます。
(注:ハウスメーカーさんによってGL+420、450が水切りの場合があります。)
なぜ深基礎が存在するか、自分の家はどっちのタイプだ、気づいたら自分の家は深基礎だ、という方に以下の例のイラストをご用意しました。
![](https://www.exkitchen.net/wp-content/uploads/2023/05/深基礎説明図_引き渡し時©-1024x661.jpg)
![](https://www.exkitchen.net/wp-content/uploads/2023/05/深基礎説明図_通常基礎_すりつけ急勾配©-1024x661.jpg)
![](https://www.exkitchen.net/wp-content/uploads/2023/05/深基礎説明図_通常基礎_土留めブロックによる勾配緩和©-1024x661.jpg)
![](https://www.exkitchen.net/wp-content/uploads/2023/05/深基礎説明図_深基礎_すりつけ緩やか勾配©-1024x661.jpg)
通常基礎で高低差がある場合、上イラストの2通りの方法(①か②)で収めます。
深基礎は接する道路と設計GLに大きな高低差が生じる場合、尚且つ表面の駐車場を広く活用したい場合に建築の方で計画されます。
![](https://www.exkitchen.net/wp-content/uploads/2022/03/深基礎説明写真_ベース-1-1024x661.jpg)
車の後ろに物置や自転車を置きたい、勾配も緩やかに使いやすくしたい、という方は予めハウスメーカーさんに相談してみましょう。
当店では毎日快適な暮らしになるよう、建物と外構の調和を心掛けて設計・施工を行っております。