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目隠しフェンスをもう少し考察してみる

先ほどは目隠しフェンスの概要やおおよそのサイズ等をご紹介いたしました。

このページでは応用としてもう少し詳しくご説明していこうと思います。

高額なお買い物になると思いますので、じっくりと内容を理解し、どのようなメリット・デメリットがあるかを承知したうえで施工していただくことが大切です。

今回ご紹介する内容は以下の二点です。

・フェンス板の素材 に関して

フェンス板の材料は大きく分けて3種類あります。挙げてみます。

1.アルミ製 …各メーカーが生産している既製品の素材で高耐久・高額

2.樹脂製 …高耐久で安価。近年の木目テクスチャーの進化が魅力

3.天然木 …ランクにより耐久性は大きく異なる。安価であれば低耐久、高額であれば中耐久

見た目である木目の質感は本物に勝るものなし。

重要な注意点として、3の天然木はランクがあるという事。安価なランクであればワンシーズンで湿気・日当り等の環境により朽ちてしまう可能性もあります。そしてランクに問わず定期的なメンテナンス(オイルステイン・ニス塗装)が必要になります。ただし高ランクだからといってどんなにメンテナンスを行っていても、自然素材ですので板の亀裂・反れ・ささくれ等の経年変化は100%あります

ですので、天然木をご採用の場合は「本物の自然の風合いが好きで、経年変化は素材の味として考慮できる」方に使用を限らせていただいております。

素材別に材質/ポイントを表で表しています。

・既存ブロック上の施工 に関して

状況に応じてフェンスの必要な高さは様々です。時に、お問い合わせいただく中で多い内容は既存のブロックの上に目隠しフェンスをご希望されます。

境界沿いにフェンスを設置するという意味でイメージとしては大体あっていますが、目隠しフェンスの場合、高さが必要なので風圧に耐えられるだけの強度が柱に必要=柱が太い=ブロックの上には立てられないという事です。仮に強引に既存のブロックの上に柱が立ったとして、既存のブロックが目隠し程の強い風圧に耐えられる基礎を持ち合わせているでしょうか。答えはNOで既存のブロック分の強度を持つ基礎しか持ち合わせておりません。理由は目隠しフェンスが必要とする基礎のサイズは通常よりも大きいので、わざわざ労力と材料費をかけて「未来の目隠しフェンスを付けるかもしれない方」の為にブロックの基礎を作る業者さんは全国を探してもいらっしゃらないでしょう。

無理な施工はよほどのことがない限りやめておきましょう。。。

では皆様どのように施工しているかといいますと、下記の図のように収めております。

長年ご利用いただくものはできる限り安心できるものがいいですね。

フェンス材料メーカーが推奨しているフェンスの背丈に合った基礎サイズは変動しますので、ブロックの上ではなく独立した基礎を地面の土に作る事で強度を高めることができます。

以上二点がさらに押さえておきたいポイントで、構造を理解することでどれほどの規模の工事になるか・どれほどの金額になるか・経年による不具合や自然災害の際にも備えることができます。

前記事でも言いましたが「プライベート空間がより充実した」「(目隠しフェンスが)有ると無いとで気持ちが全然違う」というお言葉を多数いただいています。

ご不明な点やご質問、無料現地調査をご希望の方は遠慮なくご相談ください。

皆様の楽しい庭生活のお役に立てれば幸いです。

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