オリーブ
花期:5月~6月 実:10月 葉:1月~12月
葉の裏側が白っぽく細長い形状をしており、とても軽やかな印象を与えてくれます。
5月~6月に黄白色の小さな花を咲かせます。果実はオイルや酢漬けに利用されます。地中海沿岸地方を代表する果樹で平和の象徴として国際連合旗やイタリアの国章にも採用されています。
比較的、暖かく雨の少ない土地を好みますが丈夫で耐寒性もあります。葉が生い茂っている部分を中心に込み合った細かい枝を透くように剪定をすると良いです。本年伸びた枝に翌年の花をつけるので、全体の枝先を切り落としてしまうと、花や実付きに影響してしますので注意したほうが良いです。
ソヨゴ
花期:6月 実:10月~2月 葉:1月~12月
6月頃に小さな白い花を咲かせますが、観賞用としてはインパクトが少ないのが特徴です。小ぶりな葉がさわやかな印象を与えてくれます。葉柄が長く外側のふちが波立っていて、風に吹かれると葉が擦れる音がすることからソヨゴと名付けらたそうです。雌木は10月~12月にかけてサクランボのような赤い実をつけ、彩りを添えてくれます。鮮やかな葉の緑色と実の赤色のコントラストがとても美しいです。
病害虫に強く生長が緩やかで、お手入れがしやすいので、植木初心者の方にお勧めです。繊細な枝ぶりが魅力なので剪定はあまり必要としません。夏の強い日差しが苦手なので、直射日光避けたところに植えたほうが良いです。
常緑ヤマボウシ
花期:5月~6月 実:10月 葉:1月~12月
5月~6月に白い花を咲かせます。花びらのように見えるところは総苞片(そうほうへん)と呼ばれる部分です。病害虫に強く、白い花を法師のかぶる頭巾に見立てたことが名前の由来になっています。
落葉樹のタイプよりも葉が分厚く緑色が濃いのが特徴です。反日陰~日向に植えることができますが、花をメインに楽しみたいのであれば、なるべく太陽があたる場所に植えます。自然樹形でも整いやすく、特に剪定を必要としませんが、剪定を施す場合は風通しが悪くならない程度に枝を切ると良いです。
カクレミノ
花期:7月~8月 実:9月~10月 葉:1月~12月
半日蔭~日陰を好む木です。おうち周りの日当たりが望めない場所にお勧めです。幼木のうちは、特徴のある3~5か所に切り込みの入ったやや大きめの葉をつけます。成木になるとこの切れ込みが目立たなくなり、長楕円形になるといわれています。
カクレミノ(隠れ蓑)は伝説のお話しにある、姿を消すことのできる透明マントのような代物に似ているということが、名前の由来になっています。強い剪定にも耐えるので、葉が込み合ってきたりボリュームが出てきたら、形を整えるように剪定すると良いです。